〔景気観測〕景気後退リスクは今年より来年　消費増税でマイナス成長の懸念＝枩村秀樹
エコノミスト　第９４巻　第８号　通巻４４３７号　2016.2.23

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第８号　通巻４４３７号（2016.2.23）
ページ数	2ページ　（全2241字）
形式	PDFファイル形式　（352kb）
雑誌掲載位置	１０２〜１０３頁目

　民間シンクタンクの予測によれば、２月15日に公表される10〜12月期の実質ＧＤＰ（国内総生産）はマイナス成長の見込みだ。昨年の４〜６月期が小幅マイナス成長、７〜９月期が小幅プラス成長だったことを併せ考えると、日本経済は昨年４月以降ほとんど成長していないことになる。　原因は、内需・外需ともに停滞しているからだ。内需は、個人消費・設備投資いずれも低水準での一進一退が続いている。外需は、訪日外国人の増…