〔アートな時間〕舞台　新書太閤記　立志伝中の豊臣秀吉　定番エピソードを豪華配役で＝小玉祥子
エコノミスト　第９４巻　第５号　通巻４４３４号　2016.2.2

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第５号　通巻４４３４号（2016.2.2）
ページ数	2ページ　（全1193字）
形式	PDFファイル形式　（958kb）
雑誌掲載位置	１０４〜１０５頁目

　歌舞伎座の二月大歌舞伎の昼の部では吉川英治の同名小説を原作に、後の豊臣秀吉である木下藤吉郎を主人公にした「新書太閤記」が通し上演される。藤吉郎は尾上菊五郎が演じる。　織田信長の草履(ぞうり)取りから天下人にまで上り詰め、関白の称号を得た豊臣秀吉は、立志伝中の人物として庶民の人気を集め、江戸時代から現代に至るまで、モデルとした芝居や小説も数多く誕生した。そうした作品群は関白の座を子に譲った人物の敬…