〔特集〕本当は怖い物価大停滞・ディスインフレ　ＣＰＩ改定と日銀　数値押し上げの可能性　物価２％達成意識との観測も＝宮嵜浩
エコノミスト　第９３巻　第３４号　通巻４４１１号　2015.9.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第３４号　通巻４４１１号（2015.9.1）
ページ数	2ページ　（全2984字）
形式	PDFファイル形式　（400kb）
雑誌掲載位置	３９〜４０頁目

　２０１６年８月に予定されている消費者物価指数（ＣＰＩ）の２０１５年基準改定が、早くも市場関係者の注目を集めている。きっかけは、ＣＰＩの基準改定を検討している６月25日の内閣府統計委員会における、日本銀行の前田栄治調査統計局長（当時）の発言だ。　議事録によれば、前田局長は、ＣＰＩの構成品目である「家賃」が「住宅が時間を経るごとに劣化するという品質変化を考慮していないために指数（ＣＰＩ）に下方バイア…