〔日本人のための第一次世界大戦史〕/2 蒸気船の脅威=板谷敏彦
エコノミスト 第93巻 第26号 通巻4403号 2015.6.30
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第26号 通巻4403号(2015.6.30) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2761字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (541kb) |
| 雑誌掲載位置 | 74〜75頁目 |
第一次世界大戦の開戦原因の一つに、列強国の海軍による建艦競争があった。大戦勃発までの半世紀、軍艦は木造の帆船から蒸気機関による近代的戦艦へと進化し、その威力は常に国際政治や外交を決定づけた。 戦艦は物理的な戦力として脅威になっただけではなく、国家予算の相当な割合を艦隊建設に投資していく過程で国民や議会を納得させる必要があった。そのために国内向けに仮想敵国に対する脅威の宣伝が常に必要とされ、そのこ…
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