〔年金〕マクロ経済スライドの盲点 低所得者ほど重い負担＝小塩隆士
エコノミスト 第９３巻 第２０号 通巻４３９７号 2015.5.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第９３巻 第２０号 通巻４３９７号（2015.5.19） |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ （全2742字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （304kb） |
| 雑誌掲載位置 | ７６〜７７頁目 |
公的年金の支給額の伸びを物価の伸びよりも低く抑える「マクロ経済スライド」が４月から始まった。年金額は人口減、平均余命の伸びを反映して、毎年度自動的に１％程度削減されていく。例えば、これまでは物価が２％上昇すれば年金額も２％引き上げられたが、これからは１％しか引き上げられない。年金額はその分だけ目減りする。 年金受給者にとってははなはだ迷惑な話だが、マクロ経済スライドがまったく非合理な仕組みという…
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