〔東奔政走〕秋に迫る自民党総裁選 「安倍1強」の危うい静けさ=前田浩智
エコノミスト 第93巻 第20号 通巻4397号 2015.5.19
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第20号 通巻4397号(2015.5.19) |
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ページ数 | 2ページ (全2517字) |
形式 | PDFファイル形式 (327kb) |
雑誌掲載位置 | 72〜73頁目 |
「幕が開く前に芝居が終わっていた」──。 自民党の前尾繁三郎氏(衆院議長などを歴任)が自民党総裁争いの中で語ったとされる名言である。1980年、史上初の衆参同日選のさなかに大平正芳首相が急死した。選挙後に後継レースが展開され、中曽根康弘、宮沢喜一、河本敏夫ら各氏の名前が取りざたされた。しかし、田中角栄元首相の意向で鈴木善幸氏が急浮上し、無投票で新総裁に就任した。前尾氏の名言はそんな経緯を表現したも…
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