〔医療大変革時代〕／３　在宅シフトと地域包括ケア＝沖元佑介／梶谷直子
エコノミスト　第９２巻　第４０号　通巻４３６２号　2014.9.23

　前回は急性期病院の展開を取り上げたが、「２０２５年モデル」との兼ね合いでは、病院だけでなく、在宅・クリニックも含めて「地域で医療をどのように支えるか」が、もう一つの大きな軸となる。今回はそうした観点での動きを紹介していきたい。　◇病院中心から在宅型へ　高齢社会白書によれば、12年の65歳以上人口の割合（高齢化率）は24・１％となり、今や日本の人口のうち４人に１人が高齢者となった。年金制度でもこの…