〔投資家〕運用残高２兆ドル　ヘッジファンドの動きをつかむ　指数でわかる運用状況＝鈴木優子
エコノミスト　第９２巻　第３９号　通巻４３６１号　2014.9.16

「投機筋」とも称されるヘッジファンドは、通貨危機や金融危機発生時には市場の混乱を引き起こした原因と名指しされることがある。　一方で、幅広い資産に投資する機関投資家にとっては、ヘッジファンドそのものも投資対象となる。その運用成績を合理的に評価したり、運用動向を把握するために、「ヘッジファンド指数」は、機関投資家にとって必要なものとされている。また、ヘッジファンドの市場での存在感が高まるにつれ、個人投…