〔アートな時間〕歌舞伎　八月納涼歌舞伎　橋之助が輝虎を初役で務める　三部制で盛りだくさんの興行＝小玉祥子
エコノミスト　第９２巻　第３５号　通巻４３５７号　2014.8.19

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第３５号　通巻４３５７号（2014.8.19）
ページ数	2ページ　（全1218字）
形式	PDFファイル形式　（388kb）
雑誌掲載位置	１１２〜１１３頁目

　歌舞伎座の８月公演は昨年４月の新開場から２度目となる三部制での「納涼歌舞伎」。坂東三津五郎を筆頭に花形、若手が活躍する。その第二部で、近年充実した活動を展開する中村橋之助が「輝虎配膳」の輝虎を初役で務める。日本の演劇界を代表する作者の一人である近松門左衛門原作で、人形浄瑠璃から歌舞伎化された「信州川中島合戦」の一段だ。　大名の長尾輝虎（上杉謙信）は、世評高い軍師、山本勘助を味方につけようと、その…