〔ひと＆こと〕同期で３人の次官誕生か　財務省のサプライズ人事
エコノミスト　第９２巻　第２９号　通巻４３５１号　2014.7.1

　財務省の７月人事で、木下康司事務次官（１９７９年旧大蔵省）が退官し、同期の香川俊介主計局長が昇格する。また、佐藤慎一官房長（80年）が主税局長に就任し、２年後の事務次官昇格を確実にする。ここまでは、昨年に現在の体制ができてから予定通り。　サプライズだったのは、木下、香川両氏と同期の田中一穂主税局長＝写真＝が主計局長に横滑りすることだ。戦後には最重要の主計と、それに次ぐ主税の両局長を経験した人はい…