〔書評〕『国際原子力ムラ　その形成の歴史と実態』　評者・池内了
エコノミスト　第９２巻　第２１号　通巻４３４３号　2014.4.29

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第２１号　通巻４３４３号（2014.4.29）
ページ数	2ページ　（全1215字）
形式	PDFファイル形式　（707kb）
雑誌掲載位置	５４〜５５頁目

　◇日本科学者会議編　合同出版　1620円　◇放射線の影響、小さく見せる国際機関の実態　福島の原発事故で生じた放射能汚染が招いた微量放射線被曝(ひばく)問題についての混乱が続いている。ほんの少しであっても一切放射線を浴びてはならないとする厳格な拒否派から、１００ミリシーベルト以下なら問題なくむしろ健康に良いくらいだという許容派まで、さまざまな意見が飛び交い、一般市民は何を信じていいのか分からない。…