〔特集〕地政学リスクと資源争奪 モロッコのリン鉱石 占領地西サハラに偏在 武力衝突あれば世界食料危機に=茅野信行
エコノミスト 第92巻 第19号 通巻4341号 2014.4.15
| 掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第19号 通巻4341号(2014.4.15) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2983字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (547kb) |
| 雑誌掲載位置 | 32〜33頁目 |
窒素、リン、カリウムは肥料の3大要素といわれる。穀物はじめ農作物の栽培に不可欠な3大要素は土中に少ない一方で、農作物の生産に必要な量は多い。そこで、肥料として補充しなければならない。 ここでは、特定の国・地域への偏在度が高いリン鉱石の地政学リスクを検証しよう。 ◇米中の規制で市場は一変 リン鉱石は鉱山から岩を切り出し、それを工場で粉砕して作られる。原油と同じように枯渇性の資源である。天然資源とし…
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