〔景気観測〕アベノミクス期待は正念場　海外投資家の日本株選好度が低下＝上野泰也
エコノミスト　第９２巻　第１８号　通巻４３４０号　2014.4.8

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第１８号　通巻４３４０号（2014.4.8）
ページ数	2ページ　（全2282字）
形式	PDFファイル形式　（372kb）
雑誌掲載位置	１０８〜１０９頁目

　米国株が底堅く推移する一方で、昨年末にかけて急騰した日本株が軟調となる中（図１）、日本株と米国株ではどちらが相対的によく買われているかを表す「ＴＳ倍率」が低下余地を模索している（図２）。　ＴＳ倍率は、日本のＴＯＰＩＸを米国の代表的な株価指標であるＳ＆Ｐ（スタンダード＆プアーズ）５００種で割った数字。２月14日には０・65倍を下回り、０・64倍になった。これは昨年５月23日〜６月13日の日本株急…