〔特集〕景気大失速 輸出 「景気の牽引役」はもはや無理 円安が進んでも輸出は増えない=北井義久
エコノミスト 第92巻 第16号 通巻4338号 2014.4.1
| 掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第16号 通巻4338号(2014.4.1) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2740字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (466kb) |
| 雑誌掲載位置 | 34〜35頁目 |
財務省が公表している貿易指数は、2010年を100として、ある時点の輸出入がどの程度かを示す。輸出入のそれぞれで金額指数、価格指数、数量指数とある。その輸出数量指数をみると、12年9月の87・5が14年1月時点で88・9に増えただけだ。一方、ドル・円レートは、12年9月の77円台を底に20%以上の円安となっている(図1)。 円安が進んだわりになぜ輸出が増えていないのか。その理由は三つ指摘できる。…
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