〔特集〕脱原発の経済 東電の経営問題 日本の2010年代の不良債権問題 ゾンビ化を防ぐ新会社設立が急務=金子勝
エコノミスト 第92巻 第7号 通巻4328号 2014.2.11
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第7号 通巻4328号(2014.2.11) |
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ページ数 | 2ページ (全3357字) |
形式 | PDFファイル形式 (445kb) |
雑誌掲載位置 | 92〜93頁目 |
細川護熙(もりひろ)元首相が小泉純一郎元首相と組んで都知事選に打って出た。このデジャブ(既視感)は一体何だろうか。それは、この20年間、日本経済が根本的問題を克服できていないことを意味している。実際、いまの日本は無責任体制の下で原発という不良債権を処理できず、産業構造の転換が遅れていこうとしている。この状況はかつての不良債権問題そっくりである。東京電力の「処理」はその象徴である。 政府は1月15…
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