〔海外の動向〕／３８ 国際金融制度改革 新たに浮上したリスクに対応しきれず＝李立栄
エコノミスト別冊 第９２巻 第６号 通巻４３２８号 2014.2.10
| 掲載誌 | エコノミスト別冊 第９２巻 第６号 通巻４３２８号（2014.2.10） |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ （全1572字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （443kb） |
| 雑誌掲載位置 | ７６〜７７頁目 |
２００８年9月のリーマン・ショックを契機に金融規制の見直しが世界的に行われた。重要な改革の論点は、表に示した６点である。これらの議論は大きな方向性が定まり、13年にようやく実施の段階に入った。 08年の金融危機では、世界の銀行資産は実体経済規模（08年世界名目ＧＤＰ）の62兆ドルの４倍超にまで増大しており（図１）、従来型規制では対処不能だった。規制改革は、主に個々の市場参加者の財務健全性・頑健性…
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