〔特集〕勝ち抜くための経済学 言葉がわからん編 知ってるようで知らない Q 「限界」は「ギリギリ」のことじゃないの=永野護
エコノミスト 第91巻 第48号 通巻4313号 2013.10.29
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第48号 通巻4313号(2013.10.29) |
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ページ数 | 2ページ (全962字) |
形式 | PDFファイル形式 (304kb) |
雑誌掲載位置 | 80〜81頁目 |
一般社会で「限界」というと、「もうこれ以上はできない、限界だよ」などと、能力や制限がいっぱいであること、ギリギリ、limitの意味で使われることがほとんどだ。しかし、経済学で用いられる「限界」は、marginalの訳語で、「境界の」「縁の」「追加的な」という意味だ。ある境界(時点)から何かを追加的に1単位増やしたときに、どうなるかを示すのに使われる用語である。 要するに「差分」と考えればよい。た…
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