〔特集〕世界経済「出口」の後　第２部　日本経済とマーケット　アベノミクス中間決算　想定より順調な賃金と消費…＝永濱利廣
エコノミスト　第９１巻　第３６号　通巻４３０１号　2013.8.20

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第３６号　通巻４３０１号（2013.8.20）
ページ数	2ページ　（全2605字）
形式	PDFファイル形式　（607kb）
雑誌掲載位置	９６〜９７頁目

　◇想定より順調な賃金と消費　今後の持続力が課題　◇所定内賃金の上昇　６月の消費者物価指数（生鮮食品を除くＣＰＩコア）は前年比０・４％上昇し、１年２カ月ぶりのプラスに転じた。円安やエネルギー価格の上昇が主因だ。このため、物価だけが上昇し、賃金がなかなか上がらないアベノミクスの負の効果の現れと捉える向きもあるが、実は足元で賃金上昇の兆しは見え始めている。　一般的には景気回復初期局面では生産活動の回復…