〔ＦＬＡＳＨ！〕金融緩和めぐり日銀ｖｓ安倍総裁　日銀の建設国債引き受け、禁じ手の実現性は低い
エコノミスト　第９０巻　第５３号　通巻４２６１号　2012.12.4

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９０巻　第５３号　通巻４２６１号（2012.12.4）
ページ数	4ページ　（全1189字）
形式	PDFファイル形式　（795kb）
雑誌掲載位置	１３〜１６頁目

　日銀の白川方明総裁は11月20日の記者会見で、建設国債の日銀引き受けなどに反論した。大胆な緩和策を説く自民党の安倍晋三総裁の発言を念頭に置いた質問に答えたものだ。　実は、安倍総裁は11月17日に熊本市で講演して、「やるべき公共投資を行い、そのための建設国債をできれば日銀に全部買ってもらう」と述べている。この発言には、民主党や経済界から、財政法5条で禁じた国債の日銀引き受けになるという懸念が台頭。…