〔ＦＬＡＳＨ！〕破綻から１５年　今でも心のよりどころ、山一ブランド復活の動き
エコノミスト　第９０巻　第５２号　通巻４２６０号　2012.11.27

　山一証券が１９９７年11月24日に自主廃業を決めてから15年になる。バブル崩壊後に抱えた巨額の簿外債務で資金繰りが悪化。国が進めた日本版ビッグバン（金融制度改革）の中で淘汰(とうた)される形の終幕だった。　証券大手４社の一角を占める名門で、グループの社員約１万人は全員解雇された。「心のよりどころ」とばかりに、元社員たちの旧交は盛んだ。時の経過でその名を風化させてはならないと、「山一」復活の動きが…