〔書評〕歴史書の棚 戦前日本のファシズムはどこから生まれたのか＝井上寿一
エコノミスト 第９０巻 第３９号 通巻４２４７号 2012.9.18
| 掲載誌 | エコノミスト 第９０巻 第３９号 通巻４２４７号（2012.9.18） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全871字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （461kb） |
| 雑誌掲載位置 | ５８頁目 |
戦前の日本はファシズム国家だったのか。日独伊三国同盟を結び、民主主義国のアメリカと戦争をした日本は独伊と同様のファシズム国家だったに違いない。ところが実際には、第１次世界大戦後、イタリアではムッソリーニが独裁体制を確立し、ドイツではワイマール共和国が崩壊していくのに対して、日本では政党内閣と協調外交が展開する。このように異なる歴史を歩む独伊と日本が１９３０年代になって急接近するのはなぜか。 この…
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