〔ＦＬＡＳＨ！〕消費増税法案、衆院可決　ずさんなマニフェストが生んだ民主党の分裂
エコノミスト　第９０巻　第２９号　通巻４２３７号　2012.7.10

　消費増税法案を含む税と社会保障の一体改革関連８法案が６月26日、衆院本会議で民主・自民・公明３党などの賛成多数で可決した。しかし、与党・民主党から欠席・棄権を含め所属衆院議員の約４分の１に当たる72人もの造反者を出し、民主党は事実上、分裂した。　今後、造反した小沢一郎元代表率いるグループや自民、公明の攻勢を前に、野田佳彦内閣の弱体化は避けられない。だが、この事態は民主党がマニフェストをないがしろ…