〔書評〕歴史書の棚 北方版『岳飛伝』刊行 国家崩壊後の戦い描く=加藤徹
エコノミスト 第90巻 第27号 通巻4235号 2012.6.26
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第27号 通巻4235号(2012.6.26) |
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ページ数 | 1ページ (全874字) |
形式 | PDFファイル形式 (555kb) |
雑誌掲載位置 | 62頁目 |
北宋の末から南宋の初めにかけて活躍した武人・岳飛(1103〜1141年)は、中国では絶大な人気がある。当時、中国北部の女真族(満州人)は「金」を建国し、漢民族の王朝である宋を圧迫した。宋は人口こそ多かったが、役人は腐敗し、軍隊は弱く、金に広大な領土を奪われた。弱い宋軍の中で唯一、岳飛の義勇軍だけは勇敢に戦い、金軍を恐れさせた。岳飛は地方の豪農の出身で、背中に「尽忠報国」の四文字をいれずみした愛国…
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