〔特集〕世界史で学ぶ経済 Part1 恐慌の歴史 恐慌伝播のルートはいつも同じ リーマン・ショックに類似点=上川孝夫
エコノミスト 第90巻 第26号 通巻4234号 2012.6.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第26号 通巻4234号(2012.6.19) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全4958字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (1056kb) |
| 雑誌掲載位置 | 23〜25頁目 |
世界経済は恐慌の歴史をもっている。19世紀の産業資本の時代には周期的な恐慌が発生した。最大の恐慌は言うまでもなく1929〜33年の世界大恐慌である。その後、資本主義はうまく管理でき、恐慌を回避できると指摘されてきたが、2008年のリーマン・ショックは、現代でも大恐慌を想起させるような深刻な危機が発生しうることを示した。 ◇19世紀は周期的な恐慌が発生 世界でいち早く産業資本が誕生したイギリスでは…
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