〔特集〕投機筋が攪乱する先物市場　不安定化で増す「売り圧力」
エコノミスト　第８６巻　第３３号　通巻３９６９号　2008.6.10

特集　株・債券・ドル　「先物」主導下落株・債券・ドル「先物」主導下落世界的に過剰マネーがうごめき、金融市場におけるヘッジファンドなど投機筋の影響力が増すなか、瞬時の取引で流動性を確保できる「先物市場」が、株や債券市場の値動きの主導権を握るようになった。だが、資源価格の高騰やサブプライム問題など、市場は不安定感を増している。投機筋による巨大取引は、その不安定さを増幅させている。投機筋が攪乱する先物市…