〔「マネシタ電器」体質から脱却できるか〕
エコノミスト　第８４巻　第５１号　通巻３８５１号　2006.10.3

総括松下電器「中村改革」残る課題「マネシタ電器」体質から脱却できるか中村邦夫前社長のもと、業績回復を果たした松下電器産業。元社員で経営コンサルタントの筆者が、残された経営課題を分析する。たけうち　かずまさ竹内　一正（オフィス・ケイ代表）松下電器産業は、プラズマテレビの国内シェアでは７０％を超えるなど電機業界の「勝ち組」に入っている。しかし、２００２年３月期には４０００億円以上の巨額赤字を出し、２万…