〔特集〕「利益管理」の現実を認める米国の新会計学
エコノミスト　第８２巻　第６１号　通巻３７２０号　2004.11.2

特集　決算のマジック「利益管理」の現実を認める米国の新会計学　　企業のありのままの姿を映し出すのが伝統的な会計の考え方だ。しかし、企業を取り巻く利害関係者との関係を重視すると、会計手法は時として姿を変える。やまもと　まさひろ山本　昌弘　（明治大学商学部教授）伝統的会計学は「利益操作は悪」だが　伝統的な会計学は、適正な期間利益を算出するために、会計基準がいかにあるべきかを思弁的かつ規範的に追究してき…