西野智彦の金融秘録−−第16回 宮澤喜一と公的資金4−−不良債権処理は自己責任で 公的資金に大蔵省が「待った」
週刊東洋経済 第7217号 2025.2.8
| 掲載誌 | 週刊東洋経済 第7217号(2025.2.8) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2745字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (485kb) |
| 雑誌掲載位置 | 90〜91頁目 |
西野智彦の金融秘録第16回 宮澤喜一と公的資金4不良債権処理は自己責任で 公的資金に大蔵省が「待った」 かつて大蔵省(現財務省)に銀行局という組織があった。明治13年(1880年)に設置され、昭和金融恐慌など数々の動乱をさばき、日銀を支配下に置き、銀行界を指揮してきた。局の歴史は主計局や主税局よりも古く、日本の金融経済史そのものといってもいい存在だった。 1992年夏。公的資金投入に意欲を見せる宮…
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