為替観測　−−米国の牽制、中国の誘導に注意−−円安進行いったん調整も
週刊東洋経済　第6556号　2014.10.11

為替観測米国の牽制、中国の誘導に注意円安進行いったん調整も　現在のドル円を取り巻く環境は昨年４月に似ている。　当時、日本銀行の異次元緩和を受けて１ドル＝１００円までドル高円安が進行する中、まずは米自動車通商政策評議会が日銀の金融緩和を円安誘導政策と言及しながら、日本のＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）参加に反対を表明した。それに呼応するかのごとく、米財務省は半年に１回、議会に提出する為替報告書で日本が…