知の技法　出世の作法−−【第３２０回】−−新刊で好意的な内容を求める日本の書評
週刊東洋経済　第6498号　2013.11.30

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6498号（2013.11.30）
ページ数	2ページ　（全2873字）
形式	PDFファイル形式　（592kb）
雑誌掲載位置	102〜103頁目

知の技法　出世の作法【第３２０回】新刊で好意的な内容を求める日本の書評　作家・元外務省主任分析官　佐藤優　最もオーソドックスな新聞書評について説明する。書評に関しても生産者と消費者がいる。筆者は書評の生産者であり消費者でもある。まず、読者にはあまり触れることがない、書評の生産者の論理について記した。　日本の書評は主に、新刊書（過去３〜６カ月に刊行されたもの）を対象とすることが多い。内容は書評対象の…