経済を見る眼−−税制抜本改革は基本にのっとって
週刊東洋経済　第6498号　2013.11.30

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6498号（2013.11.30）
ページ数	1ページ　（全1496字）
形式	PDFファイル形式　（149kb）
雑誌掲載位置	9頁目

経済を見る眼税制抜本改革は基本にのっとって　東京大学名誉教授　神野直彦　経済政策にせよ、社会政策にせよ、政策は支出で実施し、その支出を国民が租税で公平に負担することが、財政の基本原則である。この基本原則を踏みにじり、租税で政策を実施しようとして、課税の公平を歪めれば、財政はたちまちダッチロール現象を起こしてしまう。　予定どおりの消費増税が実施されると、消費税が逆進的負担をもたらすために、低所得者対…