知の技法　出世の作法−−【第２１７回】−−外務省員の英語力　その建前と実情とは
週刊東洋経済　第6355号　2011.10.15

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6355号（2011.10.15）
ページ数	2ページ　（全2785字）
形式	PDFファイル形式　（840kb）
雑誌掲載位置	96〜97頁目

知の技法　出世の作法【第２１７回】外務省員の英語力　その建前と実情とは　作家・元外務省主任分析官　佐藤優　一般に外交官というと、外国語に堪能だと思われている。しかし日本の外務官僚に関して、それは当てはまらない。外務省の重要な仕事において、外国語力がほとんど必要とされないからである。しかもその傾向が強まっている。　筆者は１９８５年に外務省に入省した。欧亜局ソ連課（現・欧州局ロシア課）、情報調査局情報…