経済危機後の大転換　ニッポンの選択−−第５６回−−日本は医療について鎖国体制を敷いている
週刊東洋経済　第6315号　2011.3.19

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6315号（2011.3.19）
ページ数	2ページ　（全3056字）
形式	PDFファイル形式　（542kb）
雑誌掲載位置	142〜143頁目

経済危機後の大転換　ニッポンの選択第５６回日本は医療について鎖国体制を敷いている　早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授　野口悠紀雄　高齢者人口が増加する日本では、医療・介護の専門職を確保することが喫緊の課題だ。こうした要請に応えるため２００８年から、経済連携協定（ＥＰＡ）によってインドネシアとフィリピンから看護師を受け入れることとなった。　ところが、母国で資格があっても日本では無資格扱いとされ、…