Ｃｏｌｕｍｎ−−「ミスターＷＨＯ」の少数異見−−「理念」と「使命」の間
週刊東洋経済　第6066号　2007.2.17

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6066号（2007.2.17）
ページ数	1ページ　（全1039字）
形式	PDFファイル形式　（190kb）
雑誌掲載位置	26頁目

Ｃｏｌｕｍｎ「ミスターＷＨＯ」の少数異見「理念」と「使命」の間　「これじゃあ、日銀法の改正どころか、改悪です。政府は日銀の手足を縛っておいて、責任だけはとれよ、と言うようなものです」　８〜９年前のこと、日ごろ温厚で聞こえた知人の日銀ＯＢ氏がいつになく声を荒らげて言った。ＯＢ氏がやり玉に挙げたのは、改正日銀法第２条だ。「日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国…