クエスチョンタイム１３８　ゴーンショックで注目！　司法取引は冤罪の温床か●泉澤　章
プレジデント　2019.2.4号　2019.2.4

この記事の情報
掲載誌	プレジデント　2019.2.4号（2019.2.4）
ページ数	2ページ　（全3136字）
形式	PDFファイル形式　（332kb）
雑誌掲載位置	14〜15頁目

法制化された「闇取引」　２０１８年６月、ひとつの制度が施行された。それが日本版司法取引だ。それから約半年。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏が、東京地検特捜部に金融商品取引法違反の疑いで逮捕された。その際、一部で報道されたのが「日本版司法取引が適用された、国内２例目のケース」という情報である。　司法取引とはどういう制度か。大きく分けて２種類ある。ひとつは、「自己負罪型」。自ら犯した犯罪事実につい…