経営者たちの四十代２１０　ＳＭＢＣ日興証券会長・久保哲也▼交渉で板挟みでも「至誠無息」●街風隆雄
プレジデント　2018.8.13号　2018.8.13

この記事の情報
掲載誌	プレジデント　2018.8.13号（2018.8.13）
ページ数	2ページ　（全2905字）
形式	PDFファイル形式　（1735kb）
雑誌掲載位置	90〜91頁目

少数の改革派ｖｓ多数の守旧派　１９９７年９月、ニューヨークのマンハッタンで、短期滞在者用のアパートを借りた。住友銀行（現・三井住友銀行）の証券企画部次長のときで、「銀行の証券業務をどうするか、グローバルにどう展開すべきか」について、分析を依頼した米コンサルタントと議論を重ねるためだ。ここで四十四歳になり、暮れまで３カ月いた。　ニューヨーク駐在の常務をトップに、総勢は８人ほど。通常業務から離れ、議論…