破綻の真相〜独自ブランド卵の展開も道半ば　飼料高騰で事業継続が不能に
日経トップリーダー　第460号　2023.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経トップリーダー　第460号（2023.1.1）
ページ数	3ページ　（全2798字）
形式	PDFファイル形式　（989kb）
雑誌掲載位置	70〜72ページ目

北陸３県を中心に鶏卵を供給。オリジナルのブランド卵も知られていた。卵市況の低迷で低収益構造から脱せず、設備投資も重しになった。２１年からの飼料価格の高騰が打撃となり、資金繰りが行き詰まった。文／秋山知子富山県西部、小矢部市は県内でも養鶏の盛んな地域だ。その小矢部に拠点を持つ中堅養鶏業者、床鍋養鶏とグループ２社は２０２２年１１月、富山地方裁判所に自己破産を申請、１１月２９日に破産手続きの開始決定を受…