破綻の真相〜伝統技術を守り多角化ならず 負の遺産が財務の重しに
日経トップリーダー 第445号 2021.10.1
掲載誌 | 日経トップリーダー 第445号(2021.10.1) |
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ページ数 | 4ページ (全4166字) |
形式 | PDFファイル形式 (1242kb) |
雑誌掲載位置 | 64〜67ページ目 |
江戸中期に創業し、全国の梵鐘で7割のシェアを持つ。鋳造技術を生かし多角化を試みたが、次の柱に育たなかった。借入金が重く、需要縮小で自力再建を断念した。文/秋山知子6月28日、梵鐘(釣り鐘)などの鋳造品メーカー、老子製作所(富山県高岡市)は、富山地方裁判所高岡支部に民事再生法の適用を申請し、7月19日付で再生手続きの開始命令を受けた。負債総額は約10億6000万円。創業は江戸中期にまでさかのぼる歴史…
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