調査マンは見た！〜取引の明暗を分ける評点を巡る葛藤
日経トップリーダー　第407号　2018.8.1

ファイル　６東京商工リサーチは創業以来、全国、全業種の企業を調査し、評点を付与している。与信管理で最もポピュラーな手法は、評点を確認することだ。評点は０点から１００点。評点基準は、警戒不要の８０〜１００点、無難の６５〜７９点、多少注意の５０〜６４点、一応警戒の３０〜４９点、２９点以下を警戒としている。６０点以上はわずか２・５％。一方、４９点以下の企業は全体の７０％以上だ。倒産企業はほぼ１００％が、…