破綻の真相〜「百貨店頼み」から脱却できず　長期に及ぶ粉飾の露見で幕引き
日経トップリーダー　第382号　2016.7.1

この記事の情報
掲載誌	日経トップリーダー　第382号（2016.7.1）
ページ数	3ページ　（全2667字）
形式	PDFファイル形式　（1092kb）
雑誌掲載位置	94〜96ページ目

海外有名ブランドの食品や菓子、洋酒を輸入して百貨店などに卸し、小売りもしていた。主力取引先である百貨店の民事再生で信用不安が生じて資金繰りに窮し、粉飾に手を染めた。新たな販路を模索するも、業績を挽回できずに破産を申し立てた。文／井上俊明　昨年秋、大阪でオープンして話題となっている大型商業施設。３００店以上が入居するその一角に、シャッターを下ろしたままの店舗がある。店の名は「グランパサージュ」。輸入…