大事凡事〜鈴木敏文・セブン＆アイ会長、衝撃の退任　カリスマの足をすくった真犯人は
日経トップリーダー　第380号　2016.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経トップリーダー　第380号（2016.5.1）
ページ数	2ページ　（全2322字）
形式	PDFファイル形式　（538kb）
雑誌掲載位置	14〜15ページ目

第５回　２０年ほども前だろうか。将棋の羽生善治氏が名人など６つのタイトルを取った頃、後に永世棋聖となった米長邦雄氏が講演でこんな話をしたという。　言及したのは「我々ベテランはなぜ、若手の強豪に勝てないのか」。米長氏は静かに語った。「年配棋士は得意の戦型が忘れられない。それを用いて勝った記憶が忘れられない。もうその戦型は通用しなくなっているのに……」。　セブン＆アイ・ホールディングスに長年君臨したカ…