編集部から〜編集部から
日経トップリーダー　第342号　2013.3.1

　意外に思われるかもしれませんが、宅急便の生みの親、小倉昌男さんは「経営判断のスピードが遅い」経営者でした。　宅急便立ち上げメンバーの１人、ヤマトホールディングスの瀬戸薫会長によると、それは「猛烈に遅いといっていいほど」だったそうです。経営判断が必要な場面では２〜３時間かけることが普通であり、あらゆる角度から「その決定が正しいのかどうか」を自問自答しながら検証しました。そして、最終的に「これなら絶…