修羅場の後継学　最終回〜女性問題で妻が激怒　義父の会社の承継に暗雲
日経トップリーダー　第319号　2011.4.1

　竹川秀治氏は義父の会社に勤務している。結婚を決めたとき、義父から「将来会社を継いでほしい」という申し出を受けた。悩んだ末に婿入りを決め、竹川姓になった。勤務していた大手商社を辞め、義父の会社に入社した。　妻の姓を名乗ることになかなかなじめず、時には気恥ずかしさを感じることもあった。しかし、仕事を覚えるために汗を流し続け、少しずつ実績を上げるうち、後継者としての自覚も芽生えていった。　一方で竹川氏…