修羅場の後継学〜抵抗勢力の番頭切りで幹部の大量離脱を招く
日経トップリーダー　第295号　2009.4.1

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掲載誌	日経トップリーダー　第295号（2009.4.1）
ページ数	1ページ　（全1189字）
形式	PDFファイル形式　（1252kb）
雑誌掲載位置	113ページ目

　山田学氏は東京の中堅商社で常務を務める。同社は山田氏の父の一男氏が創業して社長を続けている。学常務は９０年代初めに大学を卒業し、他社で数年修業した後、同社に入った。　社内には当時、黒崎隆取締役を中心に何人もベテランの幹部社員がいて、社長は彼らに実務を任せていた。主要な業務報告は黒崎取締役に集まり、黒崎取締役の指示で他の幹部が現場を切り盛りした。学常務は黒崎取締役を子供の時から知っていて、「番頭さ…