ＢＯＯＫＳ　　使える一冊、揺さぶられる一言　１〜福澤諭吉　人生の言葉
日経ベンチャー　第283号　2008.4.1

　１９５５年に刊行され、当時のビジネスマン、学生の絶大な支持を集めた名著が慶應義塾創立１５０年にあたり復刊。「製紙王」の異名を持つ名経営者、藤原銀次郎が恩師・福澤諭吉が遺した処世訓を丹念に解説している。　福澤の言葉には「三度敗れて、一度成れば、前後償うて余りあるなり」「熱心は深く蔵むべし」など、一度読んだだけでは意味がつかみにくいものも少なくない。著者はこれを自らのビジネス経験に照らし、平易な言葉…