山田日登志のカイゼン　着眼大局着手小局　第２回　桃谷順天館【化粧品の製造・販売】大阪市〜形だけまねても「多能工」は育たない
日経ベンチャー　第278号　2007.11.1

多品種少量生産に生き残りを懸け、生産体制の大幅見直しに着手した化粧品メーカー。だが、山田は「形だけまねても、多能工を育てることはおぼつかない」と一喝する。取材・文◎宮坂賢一（編集部）　写真◎堀勝志古、宮田昌彦　今年６月、化粧品の製造・販売を手掛ける桃谷順天館（大阪市港区）の社長、桃谷誠一郎は、岡山県和気町の工場で、カイゼンの鬼、山田日登志の３回目の訪問を晴れ晴れした気持ちで出迎えた。　同社の利益率…