第２特集　社是は生きているか？−「心の糧」で、勝負に勝て〜社是を現場に浸透させる知恵　「共感」「反復」そして「表彰」を
日経ベンチャー　第253号　2005.10.1

　社是を定めたからと言って、気を緩めてはならない。真意を社員にしっかりと受け止めてもらい、日々の仕事に応用できる体制を整えることが何よりも重要だからだ。　まずは、社員の心に一歩踏み込んで、社是を強く印象付ける工夫が欠かせない。「これが我が社の新しい社是だ」と社内公表したり、額装してオフィスに掲げるだけでは、現場で仕事に追われている社員の琴線に触れにくい。　例えば、菓子メーカーの東ハト（東京都豊島区…