第２特集　社長のための脳内ストレッチ〜棋士　羽生善治　得意な形に逃げるのは、　世界が狭まって楽しくない。
日経ベンチャー　第242号　2004.11.1

　私が棋士として大事にしていることは、「オールラウンドプレーヤーでありたい」ということです。一つの形にとらわれず、いろんな形ができる。そんな棋士であり続けたい。　そのためにも、「自分の得意な形に逃げない」ということを心掛けています。自分の得意な形に持っていけば、楽は楽ですよ。で、やっぱり私も、楽はしたい（笑）。　でも、それに逃げちゃうと、世界が狭くなってしまうんです。気持ち的に息苦しくなってくるっ…