社長大学〜中国の古典に学んだ経営の原点　道理にかなった商売を追求せよ
日経ベンチャー　第222号　2003.3.1

「靴下屋」といった靴下の専門店を展開し、九〇年代に急成長を遂げたダン。「経営に奇策はない。原理原則を貫けば道は開ける」と語る越智社長は長年、中国の古典をあらゆる経営判断の拠り所としてきた。今回は、その古典から学んだ教えを経営にどう生かしてきたか語ってもらった。　前回お話したように、私は中学卒業と同時に大阪の靴下問屋に丁稚奉公に出され、二八歳で独立するまでの一三年間、そこで商売の基本を叩き込まれまし…