会社が潰れる時〜畑違いの新規事業に入れあげ自滅　　「産炭地復興」の夢に溺れ、信用不安を招いた北海道の機械メーカー
日経ベンチャー　第193号　2000.10.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第193号（2000.10.1）
ページ数	3ページ　（全4097字）
形式	PDFファイル形式　（64kb）
雑誌掲載位置	92〜94ページ目

勝機を逃さず一気に攻める−−。業績が好調に伸びている時、さらに強気の事業拡大策を打ち出すのは経営の定石ともいえるが、そこに経営者の私情やわがままを差し挟むことは禁物だ。北海道の機械メーカーの社長は、バブル期の多角化ブームの中で、自分の夢を実現するためのニジマス養殖事業にのめり込み、赤字を垂れ流して会社を潰してしまった。　産業機械メーカー、道南コーポレーションの社長、庄野梓は市役所の前でタクシーを降…